ぼちぼち行こか

2024.03.17
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ぼちぼち行こか が伝えたいこと

「ぼちぼち行こか」は関西の方言で、相手のペースを崩すことなく「動き出そう」と誘うときに使う言葉です。そのためこれから、知的や発達に障害を持つ方が「幸せに向かってぼちぼち向かって行こう」と誘うお手伝いをしていこうと思います。

人はみんな成長し幸せに暮らしたいという望みがあります。大好きな人のそばで、笑ったり怒ったり、悩みを乗り越え頑張ったりと、山あり谷ありを経験しながら、満ち足りた人生が作られていきます。ですが、障害を持つ方はその不自由さうえに、そんな普通のことができない場合があります。

例えば、いつも保育園でみんなの中に入れずに大泣きする男の子、まるで保育園やみんなが「嫌い」なように見えます。でも実は心の中では、「怖い」という気持ちと「頑張りたい」という気持ちの葛藤が起きていて、泣くという表現になっていることがあります。
また違う場面で、成人の障害者施設に通う20歳の女性は、よく急に起こって物を投げたり職員をかんだりすることがあります。急なパニック状態に職員はなすすべがありません。でも実は、そのパニックを起こす気持ちは急に沸き起こったわけでなく、いろんな気持ちを自分の中にため込みすぎた結果の行動という場合があります。


こんな風に、障害を持つ方の行動からは読み取りにくい本当の気持ちとつながりながら、私たちは前に進んでいきます。


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